#010 立ち位置

 
所属した宗派に対して
 
近代医療を否定している点で、その思想原理において、人の生命・身体・精神に対する危険性を有すると認識している。
ただし、
・教義を遵守するかどうかは個人の意思に任されている
・生命に危険を及ぼす重篤な疾患については運営側から受診を勧める場合もある
・出血を伴う怪我の治療、骨折の治療、救命治療については医療を優先している*1
・脱退は常に自由である*2
・教義の実践を無信仰者に強要するような態度は戒められている*3
などから、現代社会とも十分に折り合ってゆける団体であると認識している。
 
信仰者にとっても社会的にも看過できない問題として、信仰者が教義に則った生活を送るなかで、被扶養者(とくに、未成年の子)に対する医療ネグレクトを引き起こしやすい点を挙げる。

*1:重要な点なので追記した。

*2:とりたてて意思表示する必要もない。脱退によって信仰者仲間との交流を止められるといった断絶もない。

*3:家族に対しても同様。「強要すること」ではなく「強要するような態度」と書いてあるとおり、相手側の感情を無視して繰り返し期待の言葉を掛けるような圧迫感のある行為も、望ましくないとされている。