「組織」という主体への要請

#12.「組織」という主体への要請-「その先」を想う

しばらくごたごたと並べます。説明はあとで。 (1-a)製品管理:品質管理,品質保証,品質向上 (1-b)諸法令:JIS規格,PL法(製造物責任法),消費者基本法(旧:消費者保護基本法),個人情報保護法 (1-c)品質マネジメント:SQC(統計的品質管理),TQC(トー…

#11.「組織」という主体への要請-「その先」を想う

(6)「その先」を想う - 企業の社会的責任・社会貢献 ここからは「日教組全体集会拒否事件」を通し、私が感じたこと・考えたことを記録します。連想考です。厳密な論考ではありません。不十分な経験知識にもとづいた私見にすぎないこと、特段のことわりがな…

#10.「組織」という主体への要請-日教組全体集会拒否事件について

(5)-2.ホテル側の対応の是非~司法判断への対応 契約解除を無効とする東京地裁の仮処分決定 および ホテル側の抗告を棄却した東京高裁の決定に順じなかったプリンスホテルの対応について、私は以下のように考え、かろうじて支持する。 裁判所が紛争を調停…

#09.「組織」という主体への要請-日教組全体集会拒否事件について

(5)-1.ホテル側の対応の是非~契約・契約解除行為 企業統治および企業コンプライアンスの観点から、ホテル側の一連の対応の是非を判じます。 * * * 日教組に対する契約解除行為そのものについては、やむをない措置であったと考え、私は支持する。 (a)契…

#08.「組織」という主体への要請-日教組全体集会拒否事件について

(4)-2.是非の境~企業コンプライアンスの観点から 前記事に続き、企業コンプライアンスの観点から私の価値判断軸を編成します。 企業(ビジネス)コンプライアンスの定義はおそらく人によってかなり異なる。用語が定着していないのではなく、企業に求めら…

#07.「組織」という主体への要請-日教組全体集会拒否事件について

(4)-1.是非の境~企業統治の観点から ホテル側の対応の是非を判じるにあたって、企業統治の観点から私の価値判断軸を編成します。 一点目。 企業統治と企業倫理を並べてどちらが上位かと比較することはできない、この二つは組織体が存続するための両輪と私…

#06.「組織」という主体への要請-日教組全体集会拒否事件について

(3)-3.司法判断への対応 日教組の抗議声明文(2/1発信)より プリンスホテルに契約解除撤回を求めてきたが、聞き入れられず、やむを得ず東京地裁に「仮処分申立」を行った。1月30日、東京高裁は、日教組の会場使用を認め、プリンスホテルの抗告を棄却し…

#05.「組織」という主体への要請-日教組全体集会拒否事件について

(3)-2.右翼団体による日教組全体集会への妨害活動の影響 プリンスホテル側は会場使用拒否の理由として「日教組全体集会を妨害する意図で参集した右翼団体による街宣活動の影響」を明文で挙げている。 説明文を額面どおり受け取れば、ホテル側が危惧した「…

#04.「組織」という主体への要請-日教組全体集会拒否事件について

本件のいくつかの事実要素を取り出し、その経緯と背景について類推する。 (3)-1.契約と契約解除までの流れ Livedoorニュースより 日教組によると、昨年3月、イベント会社を通じて会場使用を申し込み、妨害行動が予想されることも説明。5月にホテルと契約…

#03.「組織」という主体への要請-日教組全体集会拒否事件について

(2)-1. 『正解』のない問題 本件をニュースで知ったとき、私の関心は「ホテル側の対応、その経緯と背景」に集中した。率直に言って、こういう感想を持った。 「企業コンプライアンスの問題として、非常に難しいケース。自分に同じ問題が降りかかってきたら…

#02.「組織」という主体への要請-日教組全体集会拒否事件について

(1)-1. 論考の視点 グランドプリンスホテル新高輪が日本教職員組合に対し、2008年2月2日の会場使用の契約を一方的に解約し、解約を無効とする東京地裁・東京高裁の司法判断にも順じないという経営判断を下した。 この論考では本件を、ホテル側の企業統治お…

日教組全体集会拒否事件-日本教職員組合側の抗議文(転載)

当事者である 株式会社プリンスホテル および 日本教職員組合 の本件に対する声明文を転載します。 ◆情報ソース確保のための転載です。著作権法における引用の条件を厳密に満たしていなかったとしても、論考のために必要な措置と考えます。著作権者であると…

日教組全体集会拒否事件-プリンスホテル側の説明(転載)

当事者である 株式会社プリンスホテル および 日本教職員組合 の本件に対する声明文を転載します。 ◆情報ソース確保のための転載です。著作権法における引用の条件を厳密に満たしていなかったとしても、論考のために必要な措置と考えます。著作権者であると…

#01.「組織」という主体への要請-日教組全体集会拒否事件について

グランドプリンスホテル新高輪(以降、記事では「ホテル側」と略)が日本教職員組合(以降、記事では「日教組」と略)に対し、会場使用の契約を一方的に解約し、東京地裁・東京高裁による日教組支持の司法判断にも順じなかった事件について考察します。 Live…