あぶブロ11回顧録 #2

私のサブ・ブログ「あぶないブロガー11」をネタにだらだら語るシリーズ、第2段。
 ◆あぶブロ11回顧録#1




妄想小説でYahoo!Blogsをおちょくり倒してやろうと立ち上げたFC2ブログ。肝心の小説連載が頓挫し、さてどうしたものかと考えた。で、傲岸不遜な大家を一発シバきたかった私は、転載機能にメを付けた、と。【怒り】はモノを破壊する力だと思っていたが、モノを創る原動力にもなりうるのだねぇ。炭火みたいに上手くコントロールできればね。ときどき炭をたし風を送りませう。ぷうぷう。

てことで始まった「Y!B天災機能シリーズ」。あの文章、みなさまにはどう見えているのだろう。たぶん「かたい」「そっけない」「おっかない」あたりかと。私にはとてもとても書きやすい文章なんですが。それって私の本性は「かたい」「そっけない」「おっかない」ということか。上等じゃねぇか。

(1)~(5)は前々からガミガミ言いたかったネタを整理しただけなので、ちゃっちゃと書けました(※2006/1/25~2/2の9日間に5記事のハイペース)。そこでひとまず冬眠し、春になって目を覚まし、さ~て気は重いがそろそろ大家に矛先を向けるべかと思っていた2006年4月。今現在まで引きずっている大失敗をやってしまった。

きっかけは、私設掲示板(わたりとりの談話室)に遊びにいらした、ある人からの質問でした。直リンクがどうたらこうたら・・・と、ど~にもみょ~な質問で「こいつぁなにか起きてるに違いない」とめぼしい場所の上空を飛んで見たら、転載機能をめぐって新たな議論が起きていた。論者の御一人がトンコさんだったのが、彼女とのご縁のはじまりです。
その直リンクがうんたらかんたら議論に興がノったので、あぶブロで1本記事(Y!B天災機能(6))を書きトンコさんちにトラックバックして、さ~てあとは見物していよう思っていたら、あらタイヘン。

トンコさんと論戦中にトンコさんの記事をトンコさんに断りなく弄(いじ)くりさらに【転載可】で投稿しておいて「これは善意のアドバイスだ」と悪びれずに言い放った御人がおわしまして。いや、悪気はなかったらしいのですが、ともかく私はブチ切れた。あぶブロにくだんの御仁を誘い込み「なにしとんじゃワレェ!」と特大のカミナリ、というより説教をぶちかましてしまった。自分は説教大嫌いなくせにな。
あげく相手が私の思うとおりに動いて(反省して)くれなかったもんだからトサカにキてしまい、怒りのあまり私のなかに別人格が出現。こいつぁマズいとわずかに残っていた理性が働いて、こちらのブログはコメント欄封印モードに突入。うーん、ワレながらアホじゃ。反省してます、すみません。

この件は、くだんの御人がトンコさんに記事にて謝罪され、私が相手に私信でお詫びしたことで決着しています。なので、この件そのものを蒸し返して相手を批難するつもりはありません。
さっき「大失敗」だと言ったのは、このとき私がとった手法と発した言葉があまりにもマズかったから。

私は基本的に、違法行為だからといってすぐさま「違法じゃワレェ!」などと叫ぶような真似はしたくないタチです。なんでかって?
みっともないから。すぐに(←すぐに、という点に注意)「法律はこうだ」「規定はこうだ」とかって権威をふりかざすのって、議論に弱い、もっといえば頭の弱い人間がやることだから。弱いイヌほどよく吼えるってやつ。恥ずかしいことなんだよな。あと、相手にものすごく失礼。何を言っても聞く耳を持たない人間だと、相手を見限って脅しにかかっているということだから。

そうとわかっててやっちゃっいました。まぁなんだ、いろいろな要件が重なりましてね(←ポイント)。
まぁでも、一番の要因はやっぱり、私が相手を信用してなかったんだな。そこからスタートした時点で、まず間違っていたのだなぁ。あの一件で、Yahoo!はてな界隈の一部では、相手のかたの言動を叩いてナンボな風潮がさらに強まった気がする。気のせいだろうか。気のせいでない気がする。そんな風潮に加担した自分がいや。あぁいやだいやだ。orz

それでも、他人を傷つけたという自覚が無いままさらに傷つけ続ける、そいう厄介な人の行為を止めるには、ああいう対抗のしかたしかないんじゃないかと、いまだに、あのとき生まれた別人格が言っている。どうするべきだったのか、いまだに私にはわからない。どうであれ、私が取った対抗手法が外道だったことだけは間違いないのだけど。

あの舌鋒戦、はてブもけっこう付いて野次馬が群がったんだけど、ああいうやりくちこそが【議論】だと受け取った人がいたらいやだなぁ。まして「ああやれば相手に勝てるのか」なんて誤解した人がいたりしたらどうしよう。あんなの議論じゃねーよ。ただの勝ち負け戦。みっともないったらホントに。orz

もう一点、失敗したなと感じている点。
トンコさんへのレスで、私は「法とは法の精神を守るためではなく、今目の前で打たれている人を守るためにあるのだと、私は認識しました」と書いた。これはトンコさんの「著作権を守るという観点から看過できない点があれば遠慮なくご発言ください」に応答した言葉なんだけど。
つまり、私は「法の精神を守るためにいかなるささいな違反も許さない・いい加減な決着を許さない」という強硬な思想を持っているわけではなく、法の根底には人々の基本的人権・安全・安寧を守るというベースの思想があり、それが著(いちじる)しく害(そこ)われているときにこそ実用的に活用されるべきものだと捉えていますよ、だから「著しく害われているかどうか」を判断する主体(この件ではトンコさん)が御自分の意思を表明されたいま、第三者である私がこれ以上とやかく口を出すつもりはないよ~ん、とまぁこういう意味だったのですが。
ど~もコレをヘンなふうに勘違いされた気がする。いや、トンコさんにじゃなくて、いろいろなかたに。自分が傷ついたときには、傷つけられそうなときには、自分を守るためにすぐに(←すぐに、という点に注意)「名誉毀損だ!」とか「著作権侵害だ!」とか言う権利があるってことですよね?それが法の精神ってやつですか?みたいな。そういう単純なハナシじゃないんだけどなぁ~。わかるかたにしか、わからんのだろうな・・・こういう感覚って。orz

まぁそういうことで、この件で、私はいろんな意味で【借り】を作ったと感じたのです。誰に対してとは書かねーよ。わかる人には、わかるだろ。
その借りを返すまで放り投げるわけにはいかないと、ここまでずーっと引きずってきたわけだけども・・・

そろそろ、返済のときは終わったかな、と感じています。はい。